手宮洞窟保存舘は、手宮洞窟を保存し一般公開している手宮洞窟保存舘です。
1866年(慶応2年)に朝里地区のニシン番屋の建設に来ていた石工の長兵衛によって発見された洞窟で、洞くつ内の岩壁にはさまざまな文様が刻まれてます。
私が小樽に住んでいた頃(約20年前)は、簡易なガラス張りの小屋と金網で雑に管理されていて、通りを通るときには修復前の壁面をよく覗いていたものです。その後、
保存修復事業を開始して約10年を費やし、平成7年には手宮洞窟を保存する「手宮洞窟保存館」が完成しました。
入場料金
昔は無料でのぞき放題でしたが、今は有料です。
とは言っても、一般:100円。
展示
▲ カプセルで保存された壁面を実際に目にすることができます。
他にも、世界各地の洞くつ壁画や、手宮洞窟の時代である続縄文文化の生活の様子を知ることができます。
手宮洞窟は、約1,600年前ととても古い貴重な遺跡で、国指定史跡となっています。
アクセス・MAP
JR小樽駅から歩くと30分ほど掛かりますので、バスまたはタクシーでの移動が良いです。
手宮洞窟保存舘の近くには、小樽市総合博物館があるので一緒に回るのが効率が良いです。
【バス移動の場合】
北海道中央バスの「3 小樽市内本線 手宮方面行」に乗ります。(乗車時間:6~8分ほど)
「手宮停留所」で下車。その後、徒歩11分です。
【タクシーの場合】
JR小樽駅から850円ほどです。
所要時間:約6分
道のり
手宮洞窟保存舘は北運河から更に北側に位置し、ほとんど観光客が一切訪れないような崖沿いの道路に面しています。
バスで行く場合は、道のりで不安になる場合もあるかと思うので、道順を案内します。
▲ バス停「手宮停留所」で下車した後は、五差路まで北上します。
北に向かう斜めの道、出光がある道へ進みます。
▲ すぐに石垣や崖が見えてくるので、道なりに進みます。
▲ 小樽市総合博物館を右手に眺めながらも、さらに道なりに進むと、
▲ 崖に面した手宮洞窟保存舘が現れます。